■ここでは●肥料の与え方 ●施肥・畝づくりの実際を学びます。
■家庭菜園の野菜作りを映像で学ぶ---※使い方は、写真右側の小さな画像をクリックして#1から#12まで右方向へ進んでください。なを画像の下にポイントを記載してありますので参考にしてください。
#1 有機栽培の為の肥料の与え方、効果的な畝の作り方について学びます。
はじめによく使う用語について覚えましょう。元肥(もとごえ又もとひ)とは、定植やタネ撒きの前に与える肥料をいいます。追肥(ついひ)とは作物の生育期に与えることをいいます。施肥とは土に肥料を与えることです。エコア有機栽培では完全無農薬有機栽培で行う関係で、化学肥料や農薬は使用しません。したがって従来の栽培とは使用する資材や方法が違うと思いますので、これらを踏まえて栽培に当たってください。それでははじめまましょう。
#2 @取ることでなく戻すこと---前作に収穫した分の数キロ分の養分を畑に戻すこと、つまり土から奪った養分を畑に戻すことを基本にします。エコア有機栽培では秋にお礼肥えとして、土つくり秋処理をして養分を畑に与え、地力の増進を図ります。この春は必要な分元肥として補います。 A肥料倉庫をつくる---病害に強く、生命力に満ちたたくましい作物を作る為の肥料の与え方を学んでください。B水はけ対策---トマトは乾燥ぎみの土質を好みます。水はけを良くすることが必要です。
#3 @作物の根系を知る---根の張り具合から畝幅をきめましょう。各作物によって根の張り具合が違います。横に広がるものから、真下に伸びるものまでいろいろあります。A元肥施用の対策を練る---作物によって肥料倉庫をどこに配置すれば効果的かを考えてみましょう。また施用方法は一畳植えか二条植えか、また全層施肥か穴肥か、割り肥か、畝間施肥にするかを考えましょう。また効果的な有機肥料や使用資材、そして適切な量について学びます。B作物別施肥・畝づくりの実践ということで、後半はその方法を提示します。ここではトマトの効果的な施用方法を提示しています。
#4 トマトの根系を知って畝幅の設定をします。トマトの場合定植後60日でこの図のように根が張ります。横に1m程、直根は1.2mの深さまでになります。よって農家の場合は畝間1mの二条植え、畝幅3mもとって栽培していますが、家庭菜園では畑も狭く、こんなことは無理ですので、せいぜい畝間60cmぐらいでしょう。
#5 作物の根系を知ったら、効果的な肥料の与え方つまり肥料倉庫をどこに置くかを考えます。この根系の図はナスの例なのですが、1畳植えの場合はこのようになります。ここで留意することは苗の直下でなく、根が伸びる横下に肥料倉庫を持ってくることです。根が必死で肥料倉庫を探しあて、たくましく生育するようにします。ここでは畝間施肥の手法として図解しています。
#7 水はけ対策を考えてみましょう。畑の水はけが悪く、雨が降ると水が溜まるようだと、対策が必要です。地下70cm程に暗渠を施すか、それ相当の資材を入れて地下部の水の流れと保水を良くすることが必要です。また地上部には溜まった水を流す明渠を施します。暗渠は面倒な場合は高畝にして水はけを良くします。
#8 肥料は図のような資材を使いましょう。物理性・化学性・生物性の肥料の3要素を押さえた有機資材を用います。それでは一番下に@有機物の説明からです。秋に作った落葉の堆肥、腐葉土を使います。またワラや昨年の落葉があればこれも使います。量は 3Kg / u 程を目安にします。Aエコア発酵有機肥料を 1Kg / u 程投入します。(チッソ3.5 リン酸10.2 カリ7.1%) B発酵菌エコアップと米ぬかを1:5 をそれぞれ 200g/ u、1Kg/ uを投入します。C草木灰を 500g/ u 投入します。最後にDバーク堆肥を 1Kg / u 投入します。以上が目安としての量ですので参考にしてください。基本的には「本肥一発追肥なし」で初期にたつぷり与えます。
さらに詳しくトマトの作り方を知りたい場合はこちらにテキストページを用意してありますのでご覧ください。只今準備中
さらに詳しくトマトの作り方を知りたい場合はこちらにテキストページを用意してありますのでご覧ください。只今準備中
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札幌市南区砥山109-2
http://www.ecoa.co.jp/