ニワトリの育て方一覧

冬対策、夏対策

冬対策、夏対策
今回はニワトリを飼う上での冬対策と夏対策についてです。

冬夏とも温度や通気性を図ることが大切ですね。
特に冬は寒くて、弱ったニワトリが耐えられなくて死んでいきます。朝エサをやりにいくと死んでいたというのを何回も経験しています。生き物を死なすということほど悲しいことはありませんね。

私の場合、廃車のワゴン車に入れて、さらにその車をスッポリ囲む状態でビニールハウスで覆って飼育しています。
車のドアはいつも開けっ放しです。これはいつでもハウスに出て運動ができることと、車内のホコリ対策でもあります。夜冷えてきたらマイナス五度ぐらいを目安にして、車のドアを閉めてスキマ風をふせいであげます。今年は暖冬でもありまだ閉めたことはありません。
天気予報で冷え込みが激しいときは、マイナス十度を目安に車の寝どこにヒヨコ電気をつけて暖房とします。電気代がかかりますので翌日の朝にはすぐ電気を切ります。
これで温度対策はバッチリですね。

冬でも天気が良い日だとハウス内は三十度近くまで上がることがありますので、このときはハウスの横幕を開放して温度を下げてやります。外気を入れて通気性を与えることは特に大切ですね。
冬場は掃除ができませんから秋に敷料をしいてから春までそのままになります。

私の住む札幌のように北国だと雪対策が一番しんどいですね。
というのはハウスから落ちる雪が横に溜まり、これをはねないとハウスがつぶれてしまうからです。
札幌市だと年間降雪量五メートルほどになりますから雪はねが重労働です。今は除雪機であっという間に終わりますが、過去に手はねの時は大変でしたよ。
雪の降らない所は上記のことは心配いらないです。

さて次に夏対策ですが、
温度が相当高くなりますので、ハウスの横をはずしてネットだけの囲いにして通気性を高めます。
さらに運動スペースとして畑の方まで広く開放しています。この場合ネットと野菜用支柱を用い簡単な方法で柵がわりにします。広く与えるとニワトリにストレスがなくて卵をたくさん産んでくれるようです。
夜はキツネやたぬき対策にハウス内に入れて予防します。

だいたい以上の点に気をつけて管理すれば大丈夫です。

さてニワトリの育て方を八回に分けて書いてきましたが、次回をお楽しみに !。



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エサはどうするの ?

「エサはどうするの? 」という疑問に答えます。

ニワトリのエサはトウキビを中心にした配合飼料と水が毎日必要です。

ニワトリの種類や数によって、エサの量が違ってきますが、家庭で飼うならやはり小型タイプのものですね。このことは先にふれましたのでここで確認ください。

大型のニワトリだと餌代がかかってたまりませんね。
小型タイプの小シャモだとそんなにエサを必要としませんから助かります。だいたい十羽だと大きなグラス一杯分のエサで十分です。
昨年の秋には配合飼料の値上げでまいりました。
私は農協から15Kgの成鶏用の配合飼料を買っているのですが、一袋1,400円ぐらいのものが、
2000円以上に値上がりしましたので近くのホームセンターで安いものをさがして与えています。
現在品質は少し落ちますが、20Kg1480円の飼料を買っています。(市況H21.1.5現在)

飼料はタンパク質のトウキビが中心にその他のものと混ざっているものです。ニワトリも冬に備えて秋の寒い時期から良質のタンパク質を欲しがります。そして身体に脂肪分を蓄えて寒さから身を守ろうとしますので、卵をほとんど産まない時期にはいります。
ですから冬の時期、エサ不足でどうしても市販のエサにたよることになります。

春から夏、秋は雑草まで貪欲に食べますので、配合飼料もさほど与えませんが、冬は配合飼料オンリーになります。また野菜不足になる時期でもあり、極力生ゴミの野菜を与えます。
その他の生ゴミは茹でてやわらかくして与えています。

私はそのほかに身内からソバ粉(荒)をもらいこれも一緒に与えています。また米は玄米を農家から買っていますので自家で精米して食べていますが、精米の過程ででてくる米ぬかもニワトリに与えます。なるべく経費をかけないで無料で手に入りやすい餌の確保を図るようにします。
我々の食べ残しのごはん等は喜んで我先にとあせって食べます。かわいいものです。(笑)

一番大事なことは毎日水を与えることです。人間と同じですね。
今回はここまで。次回は冬対策、夏対策について記します。

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適切な飼育数は何羽から(2)

前回に引き続き、卵と野菜づくりに利用する堆肥についての適切な飼育数につい
て考えてみます。
私の場合は有機栽培で鶏糞堆肥を得るのが主であり、卵は二次的でよいと思って
最初取り組んできました。
十坪の菜園だと鶏糞堆肥等秋処理に100Kgから200Kg畑に投入します。
春処理には100Kg前後投入しています。年間300Kg程はつかいますのでほとんど堆
肥栽培が主体で野菜づくりをしています。
ニワトリの適切な飼育数は10から30羽ほどというところです。

敷料にワラを入れて育てていますので、年二回積み込み方式で落ち葉等とで腐葉
土をつくり使用します。
●これではわからないと思いますので、腐葉土の作り方を動画で紹介します。


おかげで土がフカフカで毎年たくさんの野菜が収穫できますね。トマトやナスビ
等連作をきらう野菜もなんでもないのです。やはり堆肥栽培は違いますね。

毎年豊作で野菜はほとんど自給ですんでいます。

堆肥の量も少ない場合は生ゴミ堆肥で補ったり、他から調達したりすればあまり
ニワトリの飼育数にこだわることはないと思います。
私はこの他に春に馬分堆肥を一トン畑に投入しましたが、さすが多すぎました。
初期の生育は遅くなりましたが、後半の秋に遅くまで収穫が可能でした。
堆肥は秋に多量施用し、春は少なめ施用としたほうが良いですね。

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適切な飼育数は何羽から

今回は家庭で飼う場合のニワトリの適切な飼育数について考えてみます。
卵だけを目的の場合と、家庭菜園で野菜づくりを兼ねて鶏糞堆肥を得る事を目的
とする場合の二点について考えてみます。

まず卵だけを目的に飼う場合
家族の人数や敷地の広さにもよるわけですが、夫婦二人と他一人の三人家族とす
ると、小シャモで六羽から十羽ほどで十分です。(普通のニワトリだとこの半分
とみます。)
春から夏にかけて毎日産みますが、暑さが厳しい時は一服ぎみとなります。
また冬は寒さのため体に脂肪分を蓄えて、冬を乗り越える時期となるためほとん
ど卵を産みません。この時期は休ませてあげます。しかし生産業者のように小屋
の中で暖房や照明を使った所では毎日生み続けるようです。また南国の温かい場
所でも違いがあります。
しかし生産業者のように年中卵を産み続けると短期間で産まなくなりますし、ニ
ワトリ自体の寿命が短くなります。
私の所は北国でもあり、場所も広く確保し、ストレスを与えないようにしていま
すので十年たってもまだ生きています。

ここで寿命のことがでましたので生き物の最大寿命についてふれておきます。
人間は120年、ナガスクジラは86年、アフリカゾウは78年、オラウータンは50年
、ウマ46年、飼いネコ36年、ブタ30年、飼い犬28年、キツネ14年、ハツカネズミ
3年、以上が哺乳類です。その他ニワトリ30年、ワタリガラス69年、ミツバチ5年
で雄6カ月、働き蜂11カ月、 (出典元:寿命の法則 桜井邦明 より引用)

これらから見るといかに人間の寿命が長いことか。またニワトリは普通だと五年
から十年の寿命だろう。もちろん品種によって違うとおもうが、そんなに長生き
はできないものです。

生き物ですからいずれ死んでしまいますので、最後をみとどけることも飼うもの
の勤めですね。長年育てていって、弱って死んでいくのをみるのはやはり切ない
ものです。
有精卵ですから適量を再度孵化させてヒヨコからまた育てます。ですから飼う数
も多くなったり、少なくなったりしますが、私の場合は多い時で三十羽ほどに抑
えて育てています。

次に卵と野菜づくりに利用する堆肥についての適切な飼育数については次回とし
ます。

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家庭用ニワトリは小型タイプのものを

家庭でニワトリを育てる場合、小型タイプの種類がいいでしょう。

エサや水の量や場所の広さの関係で大型だとどうしても手におえなくなります。大型のニワトリだとエサの量も半端ではなく出費がかさみます。
よくお祭りで買ったヒヨコが大きくなりすぎてどうにもならなくなったと困っている家庭をみかけます。

そこで飼いやすさと卵の栄養価が群をぬいている下記の種類がオススメです。
  小シャモ
  ミルフューネバンタム
この二つは普通のニワトリの半分以下の大きさですが、卵は栄養価があることで知られています。健康食品店では一個200から300円で売られているといわれているほどです。

卵の大きさも小さくなりますが、それだけ扱いやすくてなんせエサ代が安くつきます。普通のニワトリ20羽飼う予定なら小シャモなら40羽飼えます。卵の数も多くなりますし経済的です。

わたしは卵が大好きで、鮨屋にいっても必ずタマゴを食べますので、家族も不思議がります。
朝食の時には必ず生たまご(かけご飯)で一個食べます。このタマゴは箸で黄身を持ち上げても、なかなか崩れないほどプリプリして、よっぽど生命力が旺盛なんですね。そしてスキヤキにも使いますし、ソバやうどん、ラーメンにもかならず入れて食べます。

話は少しそれてしまいましたが、家庭で飼うなら小型タイプのニワトリがよいですね。
参考までにニワトリの姿を下記動画で確認くださいね。

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場所の確保はどうするの?

一般家庭で庭先を利用してニワトリを育てる場合の場所の確保について考えてみ
ましょう。
その前にニワトリの性質を知ることが肝心です。
というのは鳴き声や糞の異臭等でご近所に迷惑をかけないようにするためです。
ニワトリは「ハートチキン」というぐらい臆病で、近くにカラス等だれかが近寄
っただけで泣き叫びます。ですから隣近所の配慮と対策が必要ですね。
メスはそうでもないですが、オスはメスを守ろうとしますので特にうるさいです
。早朝雄たけびをあげるのはオスなんです。
またニワトリはボスのオスのハーレムですからボスの座をめぐり紛争戦がたえま
せんので、少なく飼育するときは優秀なボス一匹にしてストレスを与えないよう
にしてあげます。私はオス一匹に対しメス十匹から二十匹ぐらいのハーレムにし
てそだてています。
優秀なボスはなんせメスを自分のものとして、守ろうとしますから同僚のオスが
目を盗んでメスに交尾すると「お前おれの彼女に手をだしたな」と怒り狂ってそ
のオスと激しくけんかします。それで足を折ったオスもいましたので、なんか人
間関係と本能的に似ていますね。

さてそこで場所ですが風とおしが良く、寒冷地では日光が当たる場所で、せめて
半日でも朝日が当たる所がよいです。
庭の広い家庭では場所の問題はさほど気にすることはないでしょう。狭い家庭で
は隣近所に配慮が必要ですね。

私のとっておきの秘策を伝授します。
廃車になった自動車をニワトリのねぐらに利用します。とくに天井の高いワゴン
車が最適です。後部座席を取り外して広くして使います。
私は現在三台目の廃車を使っていますが、冬は暖かく、音もシャットアウトでき
ますので最適です。
少ない数のニワトリの場合は軽自動車が良いですね。
手に入れる方法は自分が乗っていた廃車か又は業者にたのんで、タダで手に入れ
ることです。

私のとっておきの秘策第二は、用意した車をスッポリ囲んでビニールハウスをつ
くり、ニワトリの運動場も兼ねてあげることです。冬場の寒さ対策やまたキツネ
やタヌキ等の外部からの侵入を防ぐのに最適です。

春から秋まではネットを使用してさらに広く遊び場をつくってあげます。ストレ
スがなく卵をたくさん産んでくれます。

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ニワトリを飼うことのメリット

さてここでニワトリを飼うことの意義について考えてみましょう。

まず環境保全・循環型の生活様式への転換
少し難しい表現をしてしまいましたが、早いはなしが家庭からでる有機物の排出
ゴミは投げないで自家処理リサイクルして利用を図るということ。
家庭から出る有機物つまり生ゴミや落葉は再利用します。
生ゴミは生ゴミ堆肥やニワトリのエサに利用できますし、落ち葉はニワトリの敷
料として鶏糞堆肥の材料とします。
今までなんでもかんでもゴミとして市の清掃車出していたものが、立派な資源と
して活用できます。
そういった面でニワトリは相性が良いと思います。

次に食糧飢餓への対応
食糧飢餓は人ごとみたいに考えている人は多いが、現実に世界では八億の人々が
食糧飢餓で食べるのに困っている。(詳しくはこちら自給菜園 野菜の三倍多収穫で、食糧飢餓生き残りの備えと方法)
ここでは詳しく触れないが自分で食べるものは自分で確保するという姿勢が必要
だと思う。まず十坪からできれば二百坪ほどの耕作地の確保を図りたい。
そこで野菜づくり、特にさつまいもとケールの栽培。そしてニワトリの卵と鶏糞
を手に入れる。
これでどんな災害や飢饉があってもなんとか生き延びていける。まさに江戸時代
から昭和の時代までこんな生活が当たり前だったことなのです。
特にリタイヤした団塊の世代は都会から脱出し、田舎ぐらしをすすめます。

食の安全
中国から輸入された農薬野菜が問題になっているが、これまでこんな野菜をこれ
まで食べていた現実。飽食と相まって成人病やガンが多発するわけだ。
卵も安さ追求のための粗製乱造でどんなエサを食べさせているかわからないもの
です。
やはり自分で作るものは一番安心で安全ですね。安さより安全第一で、価格が多
少高くても安全を選びたいものです。

雑草や虫を喜んで食べてくれるニワトリ
ニワトリは食欲旺盛で虫やミミズが大好物です。庭の雑草までも食べつくしてく
れます。できれば柵で広くして飼いたいものです。収穫が終わった畑のタネ等大
好きで探して食べています。

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ニワトリの育て方

一般家庭でニワトリを飼うことって可能なの?
もちろん団地とかは無理ですね。でも郊外の土地付き一般住宅ならだれでも簡単
に育てることができます。
その方法とは?
これからこのサイトで日常の対応等を含めてお話していきます。

ニワトリを飼うことのメリット
場所の確保はどうするの?
家庭用ニワトリは小型タイプのものを
適切な飼育数は何羽から
エサはどうするの
冬対策、夏対策

上記のようにニワトリを飼うに当たって、さしずめいろいろな問題で困ることが
あるかと思います。でも簡単ですよ。あなたには知りたい情報が手に入るのです
から。

ここで私のことにふれておきますが、
今から十五年前、本当に手探りでニワトリを飼ったんです。
農協に勤務していた義弟に、最初確か六羽のニワトリを分けてもらい、その有精
卵からふ卵器で二十四羽程孵化させて、そして育てたんです。
三羽はキツネに盗られたりして、多くの失敗がありましたが、卵は多い時に二十
個近く産みますので店から買ったことはなく、ほとんど自給できます。
なんといっても一番の恵みは鶏糞堆肥が手に入ることです。
自給菜園の野菜づくりには、なんといっても堆肥が一番。おかげで無農薬有機栽
培で安全でおいしい野菜づくりを続けてこれたのですから、ニワトリに感謝して
いるのです。

このように美味しい野菜づくりをめざす方はぜひともニワトリの飼育をすすめま
す。昔はどこの家庭でも数羽のニワトリを飼っていました。来るべく食糧飢餓そ
して家庭からでる排出物のリサイクルの観点からも進めていきたいものですね。

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